とっておき屋さん

存在をしています

革命フルーツサンドの話:四谷三丁目のフルーツパーラーフクナガ

フルーツサンドは最高なので、フルーツサンドの話をします。プリンの話もします。

東京の四谷三丁目のフルーツパーラーフクナガに行きました。

月火木金は15-20時、土曜は11時から無くなり次第終了だそうです。

この日は年上のすてきなお姉さんに会ったあと、新宿の果実園に行ったらすっごく混んでいたのであきらめ、ググって夕方空いていたこのお店を選びました。

とりあえず、このフルーツサンドを見てくれ。

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2019/3/18 フルーツパーラーフクナガにて

 

もうムチャクチャいいことがわかる。写真だけでもわかる。

  • 見た目
  • 具の詰め込みかた
  • 具の場所

ポイントはこの三つです。

見た目、まず断面にたくさんのフルーツが見えててわくわくします。皿からちょっとはみ出てるところもたくさんある感あってすっごく良い。大きいお皿に綺麗に整列しているのもお上品でいいですが、これはちょっとやんちゃな感じがしていいですね。

そして具の詰め込み方が良すぎる。これでもかと詰め込んでいるというのがわかります。一見無造作にも見えますが、特にいちごサンドを見る限りぎっしり詰め込むために計算がしてある。ような気がする。こちらも、断面で丁寧にフルーツが並んでいるフルーツサンドもよく見ますが、美しい一方で綺麗に並んでいるとフルーツの量が少なくならざるを得ないんですよね。その点たっぷり感満載なところ、大好き。

最後に具の場所について。実は、フルーツサンドに限らず多くの三角切りのサンドイッチって、直角三角形の長辺に断面が来ています。コンビニでよく見るサンドイッチをイメージしてください。しかし、このフルーツサンドは直角の部分に具が来ています。これによってどのような利点があるか。

  • かぶりつきたくなる
  • 最後まで具を楽しめる

この二点です。

さて、みなさんは普段、サンドイッチをどこから食べますか? 底辺の角から具を食むかた、直角の具が少ない所から食むかた、辺から食むかたなど、さまざまいらっしゃるかと思います。しかし、このフルーツサンドを見たら答えは一つですね。具がたくさん入っている直角から攻めるしかありません。

このフルーツサンドが運ばれてきたところを想像してください。皿からはみ出るほどたくさん置かれたフルーツサンド、所狭しと詰め込まれた具……あなたはすぐさまシンメトリーにフルーツサンドの底辺の角を両手で持ち、もっとも具の密度が高い直角からかぶりつくに違いありません。しっとりとした食パンに挟まれたまろやかなクリームとみずみずしいフルーツのハーモニーは我々に幸福以外の概念を捨てさせるでしょう。

つまり、’最高の一口目’が演出されるというわけです。一口目で一番おいしい場所が食べられる、至福のフルーツサンドです。

そして、一口目の後です。このフルーツサンドは真ん中が盛り上がるほどたくさん具が入っています。すると、シュークリームを食べるときのように、食べ進めるごとに中の具は底辺側へ押し出されていきますよね。これを繰り返していくと、そう、最後までフルーツたっぷりのフルーツサンドを味わえるのです。食べているうちに具がはみ出しこぼれることもありません。あまりに機能的、感動的、理想的、革命的! 素晴らしいの一言です。

店員さんに感想をお伝えしたところ、シェフのかたが一口目にたいへんこだわりを持って作っている、とのことでした。こだわり、最高に伝わってます。

お店は一階が果物屋さん、二階がパーラーの小さなお店で、あたたかみのある雰囲気でした。また、どうやら日によってはすごく混み行列もできるらしく、店内での待ち合わせ禁止、状況によっては追加オーダーの制限などもあるようでした。行くかたはそのあたりお気をつけて。

フルーツサンド単品で900円。多いというかたはハーフサイズのドリンクセットもあるようです。また、この日は半分いちごサンドに変更できるとのことで、そうさせてもらいました。また、珍しい耳がついてるタイプのフルーツサンドですね。でも、耳は残してもいいですよ! とシェフのかたから優しいお声がけをいただきました。

味について、馬鹿舌なので詳しい味の違いとかあんまわかんないので、おいしいとしか言えないです。ただ、いちごの甘さはそんなになかったですね。

 このお店の目玉はフルーツパフェのようですので、そちらも食べてみたいですね。胃が小さいのでたくさん食べられなくて残念です。

また、余談ですが、このあたりはどうやらあの君の名は。の聖地らしく、例の階段や例の道があります。建物内の掲示板にご丁寧に紹介が貼ってありました。

せっかくなので寄って写真を撮ってみました。夜だけど。楽しかったです。

 

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例の階段

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例の道

実はこの日、先に近くにあったTORANOKOcoffeeに行きました。営業時間はTwitterInstagramを参考にしてください。

こちらはへんてこグルメガイド矢崎(@asobikikaku)さんが公開されているこちらのマップを参考にしました。

 

 

ありがたいマップですね。わたしもフルーツサンドでこういうの作ろかな。

 

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2019/3/18 TORANOKOcoffeeにて

プリン、めっちゃおいしかったです。これ、ホールで食べたい。

ただ、名前の通りコーヒー屋さんなので、お菓子のみでなくドリンクを頼まないといけないです。アイスカフェオレを頼んだのですが、コメダの蜂蜜オーレウインナーにシュガースティックを二本入れるぐらいにコーヒーがすごく苦手なので、正直苦行でした。いや、実はソフトドリンクの選択肢もあったんですが、正直に言うと見栄を張りました。人間見栄を張るとろくなことがないですね。

なにせテーブルに砂糖とか置いてないし。’ガチ’のコーヒー屋さんって砂糖入れたいとか言ったらキレられそうなので怖くて何も言えませんでした。言ったら出てくるんですか? 試した人は教えてください。あ、コイツわかってないな~^^;て顔されそう。

ていうかアイスかホットか聞かれてホットで、って言った覚えがあるのにアイスが出てきたので、ほんとうにしんどかった。でも自分はまぬけなのでうっかりアイスって言っちゃったかも……と思い、やはり何も言えなかったです。寒いし氷が融けて容積は増えるし、虚無になりました。まあコーヒー苦手なのにコーヒーを頼むほうが悪いです。馬鹿。

でもプリンは最高でした。よかった~! プリン語彙はないです。

コーヒーが飲める人にはすごくいいところなんだと思います。飲めるお客さんとは渋みが……とか酸っぱさが……とかクラシックなお店では……みたいな深い話をしており、好みのコーヒーを淹れていただけるようです。

プリンは多分340円。コーヒー大好きマンはぜひ。

 

最初の記事でフルーツサンドについて語りすぎたけれど、今後これ以上フルーツサンドで語れることない気がする。どうしよう。